それは最後のかけだった。もう僕には力が残っていない。でも、世界を救うためには、これに全てをかけるしかなかったのだ。最後に増田が放つ一撃によって彼に生じたわずかな隙を僕は見逃さない。渾身の力を込めて必殺技を叫んだ。
その瞬間、彼の脳天にバナナが打ち込まれる。すると彼の足がその場にとまり、がくっとひざが崩れる。額からバナナを垂れ流しながら、必死で何かを伝えようとする。
「ば、バナナあるところにはまた、みかんがある、、、、ぐふうん。」
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