自分の学歴自慢ないし他人の学歴蔑視する人が、知性や教養を感じさせる文章を書いてるのを見たことがない。
彼/彼女がバカにしている学歴の人間とせいぜい同レベルというふうにしか見えない。
ネット上での議論における論理力や文章力はそのまま偏差値を反映するということはないのだろう。
しかし、学歴が自己のアイデンティティの中心を占める人々にとって上のような事実は受け入れがたい。
だからこそ、議論の内容ではせいぜい「どんぐりの背比べ」でしかないにも関わらず、学歴による人の能力の差は歴然としたものであるというフィクションにしがみつきたくなるのではないだろうか(実際の生活の中ではぼやけそうになる偏差値のラインを引きなおすことによって、自己確認を行っていると言うこともできる)。