今日は競技場に走りにいった。
陸上のクラブの活動日だったからだ。
追い風が吹いてたこともあって非常に気持ちよく走れた。
速く走れたような気がした。
こういうカチっとはまって気持ちいい日があるから走るのはやめられない。
どっかの大学の4年生の人だ。
今日は途中から遅れてやってきた。
最初にきたときにいなかったからがっかりしてただけに、ちょっと嬉しかった。
休んでるときも変な目でみられたりしたら嫌だから不自然に近寄ったりもしない。
勇気が無いなぁ・・・
そう思ってたらちょっと喋ってもらえた。
嬉しそうに喋ってた。
私も嬉しかった。
でもこれからは卒論とかで忙しくなるかもであんまり走りにこれないかも、とも言っていた。
・・・
その後練習に戻った。
走ってるときは走ることしか考えなくてすむから好きだ。
合格のお祝いに一緒にご飯食べに行きましょうよ、とか誘うのは不自然じゃないかなぁ。
合間にそんなことを考える。
でもその後何度か近づく機会はあったのにそんな話はできず。
んーこのままでは今度いつ会えるかもわからないのに。
そうこうしてるうちに練習は終わった。
もうこの季節だと真っ暗だ。
暗い中あの人を探してみる。
誰かと喋っている。
近づけないなぁ。
あの人に待ってるとは気づかれないようにさりげなくストレッチとかしておこう。
話が終わって一人になったみたいだ。
こっちを向いてくれた。
近づく。
「今度お祝いにご飯でもいきましょうよっ!」
言えた!
「ん?いいよ。」
!
「土曜とかは研究室で忙しかったりしないんですか?」
「まぁ今んところは。でも、来月からは忙しくなりそうやしなぁ。
じゃあ来週は?来週は練習にくる?」
「きます!」
「じゃあその後にいこうか?」
「はい!」
こういう、いろいろうまいことカチっとはまった日は本当に気持ちがいい。
今日はいい日だった。