2007-09-18

相談なんてぇー

相談する人って、その時点で、他者よりその問題についてエキスパートなんだよな。その人は、一週間、一ヶ月、凄い時はもっとその問題ばかりを真剣に考えているわけだから。ちょっと相談を持ちかけられた第三者がその場で思いつくことなんて、たいていその人が初日にちょろっと考えた数個のアイデアのうちの一つでしかない。そんな事は相談を持ちかけた人も薄々分かってるんだけど、第三者ならではのミラクルな、奇抜な、画期的ないいアイデアが出てこないものかと、わらをもすがる思いで相談してみるわけだ。でも、大抵、第三者が得意げにのたまうアイデアは、所詮自分が数週間も前に通った道だったりする。だから基本的に相談なんてのはほとんど意味がない。せいぜい、意見多数決をとるくらいしかない。

そもそも悩んでいる人ってのは、本当は、大体自分でどうすればいいか分かってる。

ただその「答え」が、自分にとって面倒だったり、ややこしかったりと、出来ればしたくない事だから、悩んでる。そんだけ。

結局その悩みの後押しをしてくれるのは、友達でも親でもなく、「時間」だったりする。問題を解決すべき時間が迫れば、おのずと決まる。決めざるを得ない。

だってさ実際さ。相談にのってあげて、相手が自分の言うとおりした、とか、相談にのってもらった相手の言うこと聞いた、とか、そんな事、ないっしょ?「あいつは人の言うこと聞かない」とかいったって、自分だって相談する側の時、ぶっちゃけ聞いちゃいないっしょ?「いや、そんな事、俺はとっくに考えたんだって」とか、思っちゃってるっしょ?

ぶっちゃけ自分で悩めば悩むほど、他人の出てくる余地は無くなる。(ていうか他人の答えに乗ってるようじゃ正直自分で考えてなさすぎ)

そういうもんさ。人間

相談なんてあってないようなもの。

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