2007-07-03

どこかで聞いた神話

仲の悪い三柱の神さまがいて、いつも争っていました。

神さま同士の戦いはなかなか決着がつきません。

そこで、それぞれの神さまに選ばれた人間の戦士が、代わりに戦うことになりました。

剣の神さまは、死なない戦士ならば必ず勝てると思いました。

剣の神さまは自分が選んだ戦士に不死を授けました。

花の神さまは、死なないだけでは勝てないと考えました。

花の神さまは自分が選んだ戦士に不死と蛮勇を授けました。

月の神さまは、戦士に何も与えませんでした。

ただ、負ければ死ぬのだということを、自分が選んだ戦士に教えました。

勝ったのは月の神さまの戦士でした。

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