8世紀に活躍したとされる中国(唐)の思想家。すべての著述は弟子との対話を弟子がまとめた形式になっており、当時非常に話題となり、多くの人に受け入れられると同時に、物議を醸した。後世の研究により慈索は文献に記されているよりも早くに没している可能性が指摘されており、対話のほとんども弟子が捏造したものではないかというのが現代における最有力説である。慈索の存在そのものを疑問視する説もある。
弟子の慈円(A.D.707~789??)は慈索関連の著述以外では特に知られるところがない。一説によると、友人に宛てた書簡の中で「自分が慈索(である)」とほのめかしているとされるが、真偽のほどは定かではない。
後の自s