2007-06-21

予言者カメルヌティウス

暗黒界より来たりし王子は、光の中より一筋の牙を引き抜き、この世の混沌を打ち払うであろう。

太陽が沈みしとき、約七人の勇者達は月の道よりいでて、太陽の道へと帰らむ。

彼らが通りし道は花と星に彩られ、あらゆる災いをよせつけぬ。

心せよ。

風は止まり、水もにごりはじめておる。

これより十三の夜を迎えぬ内に、食糧が尽きる。

そして三の夜を迎えぬ内に、我らは死に絶えるだろう。

さすれば我らが行くべき道は一つ。

暗黒界の王子を討つ以外に無いのだ。

しかし、既に幾人もの猛者達が西方へと向かったが、未だに吉報が届かぬ。

そこで汝には西方へ向かい、事の次第を偵察してもらいたい。

汝にはこの村に残された最後の秘宝、「星剣ガマラキテルーン」をたくそう。

、、、本当はもっと良いつるぎを贈りたかったのだが、

そのようなつるぎは先だって、多くの猛者に与えてしまったのでな。

これは祭儀用として、この村に唯一残った武器じゃ。

このつるぎが汝を成すべき使命へと導くことを祈ろう。

さあ行ってくれるか、勇者よ?

ところで、これは黒歴史などではないぞ。断じて違う。

華々しい栄光の記憶だ。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん