その声はこういっている。
「セックスし放題などというものは絶対に許すべきではない」
我らは生まれてこの方セックスなどというものはしたことがないのだ。
許すまじセックス。
永遠の憧れの対象、あのセックスなるものを手に入れた男を許すわけにはいかぬ。
セックスし放題だったものを地獄の底へ突き落とせ。
針で突き刺し、熱湯の釜で溶けるまで煮るがよい。
獣欲に堕ちた者の烙印を押さねばならぬ。
そうでなくては我々が報われぬ。
叫んでいる人々の手は骨ばって血管が浮き出ている。
目は血走り、血色は悪く髪の毛は乱れている。
襤褸を着ており、毎日の過酷な労働に打ちひしがれている。
一生この暗黒、荒れ果てた地獄の底から出ることはない。
せめてその魂の安らかならんことを。
そうでなくては我々が報われぬ。 ははは、ですよねーw
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