一度持ち崩したら、自分の人生の真ん中を歩みづらくなる。
自分の間違いや罪を認めその自責に耐えながら引き受けながら正道を行くのは、それなりつらく厳しいことだから、間違いや罪なかんずく自己欺瞞やひねくれをさらに欺瞞とひねくれで塗り込めて、思い描いた人生の形式からますますはずれることになりがちだ。その方がもっとつらいのだが一時の逃避が長引くこともしばしばだ。
踏み外さないために耐えることは重要だってことだね。街道に戻るなら早いほうがいいし、思い立ったが吉日だ。
でも踏み外さざるを得なくなったら―
どうすればいいんだ。気持ちだけは日当たりのいい道に置いておくか。
ツイートシェア