2007-05-18

トリオップスというのは、和名でカブトエビ生物分類でいうと「甲殻綱鰓脚亜綱背甲目カブトエビカブトエビ」のことである。

何故今トリオップスなのかという問いに僕は答えを持ち合わせていない。ただ今僕の手元にある年賀状トリオップスもしくはカブトエビの近況が書かれているという事実が歴然と存在するのみである。

ただし、その年賀状1998年のものでつまりは今から九年以上前トリオップスの近況である。トリオップスの命は儚い。もう彼は生きてはいないだろう。

それ以前にその年賀状には「トリオップス君は死んじゃいました」(意訳)とかかれている。つまり九年も前に帰らぬエビになっていたというわけである。あまり悲しくはない。

何故彼女年賀状トリオップスの近況を書く心境に至ったのかは定かではない。トリオップスが死んだのがそれほどまでに悲しかったからであろうか。否、その年賀状の文面からは悲壮感は漂ってこない。しかし、今になって想像してみるにそのカブトエビ彼女にあげたのがほかならぬ僕であるからではないだろうか。

そう思って昔の記憶を検索してみたのだけれど、どうしてもそのときの状況を思い出すことが出来ない。第一カブトエビの卵なんて(カブトエビの卵は乾燥状態に強く、市販されているのはこの卵である)、女の子プレゼントとしてあげるものとして最低の部類に入る。いやそれどころか選択肢にあがることすらない。

もし僕がカブトエビ(の卵)を貰ったとしても、絶対に育てない。多分笑って受け取るだろうけど、育てないことに関してはもう絶対の自信がある。だって水槽を用意しないといけないんだぜ。

ここでの結論はつまり、男子トリオップス君を育ててくれるような彼女を見つけろってことだ。そして、女子はカブトエビの卵を貰ってついていけないと思ったら、さっさと振っちまえということだ。それは全然悪いことじゃない。

  • カブトエビの卵なんてくれる男がいたら、惚れる。 そもそも、カブトエビの卵って買えるんだ。ちょっと買ってくる。

    • ごめん。カブトガニと勘違いしてた。前言撤回。 カブトエビもまあまあ魅力的だけど、カブトガニとは比較にならん。

      • 水族館で小学生の男の子が きらきら目を輝かせてカブトガニを見ているのを見るのがすき。

      • ごめん。カブトガニと勘違いしてた。 学研の科学の付録にカブトエビの育成キットがあって、それを育てたらあのデカくてゴツくて黒光りするカブトガニになると思い込んで一生懸命...

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