■http://anond.hatelabo.jp/20070508100533

くはははは見事に釣られてくれたな！

ひとつはギャップ萌え。

前提として、ギャップ萌えとは基本的に「遷移した後の状況」に対しての萌えといえます。つまり【状況A】から【状況B】に遷移する瞬間ないし遷移後の一定期間に対し萌えを感じるものなのです。

ここで注目していただきたいのは、ギャップ萌えの最終目的は【状況B】であるということ。「素行不良の日常」ではなく「雨に濡れた子猫を拾う」、「メガネをつけている状態」ではなく「メガネをはずした状態」、「ルパンを追っている状態」ではなく「落ちぶれて派出所勤務の状態」が、萌えポイントだということなのです。

これをポニーテールに当てはめてみましょう。「ポニテにしている状態」ではなく「ポニテを下ろした状態」。……はて？ これのどこがポニテ萌えだというのでしょう？ ただのストレート萌えじゃないでしょうか？

然るに！「髪を下ろした瞬間」「メガネを取ったあと」に萌えるということは、自覚しているせによ潜在的にせよ「ストレート萌え」「素面萌え」だということなのです！

さらに俺が許せないのは、【状況A】が【状況B】よりも下位に位置していることです。【状況B】に対する萌えを増強するため、それよりもかけ離れた・下位に位置する・総じて萌えない【状況A】をあえて設定する。「デレ」という極上の状況を楽しむためにあえて設定された萌えない「ツン」。ギャップ萌えの王者ツンデレがそれを物語っています。

つまり！ ギャップ萌えにおいて、【状況A】に設定されているポニテは、【状況B】である「髪を下ろした状態」を楽しむために用意されたスパイスなのです。違う！ 違うんだ！！ ポニテはスパイスではないんだ！ むしろポニテは最終目標なんだ！ むしろいつもストレートの子が時折ポニテにするのが萌えるんだ！ らき☆すたの第3話が俺にとって神回だったのはそういう意味だったんだよ！

後半の欠損萌えはおおよそ同意する。でもそれはおちぶれたとっつぁんが復活した瞬間こそがカタルシスであり、ウィリアムと再会した瞬間こそがエマの最大の見せ場である、ということを前提として、「欠損からの復活こそが最高の萌えである」と主張しておきたい。解けたポニテを改めて結んで復活する美少女戦士とか。

Permalink | 記事への反応(1) | 02:44

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