資本主義、というかグローバル経済ってのは面白いもので、環境保護のための善意の行動が環境を破壊したり、発展途上国への援助がその国の民主主義の自立を著しくスポイルしたり、といったことが日常茶飯事だ。風が吹けば桶屋が儲かる、どころか桶屋が儲かればアフガニスタンの子供が死ぬ、みたいな状況こそが高度資本主義経済ってものだと思う。
例えばだけど、よく言われる話(デマかもしれないけど、それすらもデマになりかねないくらいに、混沌としているのがグローバル経済ってものだ)では、
とかね。
帰結を知らずに何かを為すことによる不作為の悪行がこれほど世の中に溢れているのに、何かを為さないことの悪を論じるなんて百年早い、と思うなあ。