2007-04-13

ツーショットチャット黎明期、「自称芸能人」と会話したことがあったのをふと思い出した。この手の「自称」は当時から少なからずいたので事実かどうかはどうでもよかったが、面白かったので色々話を聞いた。相談に乗っているうちにずいぶん気に入られたみたいでなんだかつきあってくれという形になったがまあこういうコストパフォーマンスの悪い詐欺もあるのかもしれないと適当に聞き流しておいた。名前も聞いたが、知らない名前だった。後で調べたら深夜番組に時々出たりしているマイナータレントの名前だった。当時のチャット上には、ニセモノ、ネカマ関係なく、話してて面白い、濃い人間の割合が高かったように思う(直接会って確認した相手も何人もいるので、もちろん全員が全員「騙り」というわけではない)。社会生活において強い不全感のあった人間が、当時まだ普及していなくてハードルの高かったネットに、そのハードルを乗り越えてまで救いを求めていたからかもしれない。自分もそういう相手にシンクロすることで、何かを乗り越えたり、やりすごしたりしようとしてきたのだと思う。初期のツーショットダイヤルにも似たような傾向があった。一度もう「時効」になった頃に、その頃の体験をまとめて書いてみたい。

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