小学校の修学旅行は京都・奈良だった。確か奈良へ向かう新幹線の中で、自分は友達数人とウノをやっていたのだが、通路側の席に座っている自分のすぐ側をねずみ色のスーツの男の人が通った。その人の顔がとにかく強烈だった。保毛田保毛男のような髪型に顎の青ヒゲ、男の癖に病的なまでに真白いお肌、口紅を塗っているのかと思うほど赤くて薄い唇、その口を微妙に歪めて半笑いのような表情で歩いて行った。昔の記憶だし、一瞬見えただけの印象なので誤認している部分もかなりあろうかとは思うが、当時見た瞬間にぞっとしたのだけは確かである。周りの友人に「今の男の人、すごかったね?」と尋ねても誰も見ていなかったようで結局確認は得られず、今となってもあの凄い容姿の男性は実在したのだろうかと一人でぼんやり首をひねるばかりである。まあ世の中色々な人がいるから、もしかしたら本当にそんな人を見ていたのかもしれない。
なぜか思い出したを読んで思い出した。 高校の頃、朝の通学時間帯の駅のホームで友達とお喋りしながら電車を待ってた。 そしたら階段から学ランを着た人が二人下りてきたんだけど...
ドンキホーテに売ってるような馬ヘッドかな