2007-03-06

匿名空間は自己の有能感を回復する大切な場

「他人を見下す若者たち」より

現代人は自分の体面を保つために、周囲の見知らぬ他者の能力や実力を、いとも簡単に否定する。世間の連中はつまらない奴らだ、とるに足らぬ奴らだという感覚をいつのまにか自分の身に染み込ませているように思われる。そのような他者軽視をすることで、彼らは自分への肯定感を獲得することが可能になる。一時的にせよ、自分に対する誇りを味わうことができる。

(中略)

仮想的有能感は、他者をどう見るかという一つの他者評価を基盤にしたものである。他者の能力を低く見るほど自分の能力の自己評価を吊り上げることになる。しかし、これは自分の過去経験にはまったく左右されない思い込みの自己評価と言える。

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B2%BE%C1%DB%C5%AA%CD%AD%C7%BD%B4%B6

  • 一番他人を見下してんだよ anond:20070306165258

  • http://anond.hatelabo.jp/20070306165258 現代人は自分の体面を保つために、周囲の見知らぬ他者の能力や実力を、いとも簡単に否定する これはそうだよなぁ、と思った上で思うんだけどさ。 見知...

    • anond:20070306171311 ちなみに見下すことで安定を図ってるのは全然若者だけじゃねえよな。団塊連中とかもすげえすげえ。 人間の本質とも言えるかもね わたしはリアルでは見下される側の...

  • 高2脳であり、稚拙な万能感はやがて卒業できるようにならないと、実際の社会に出たときに相手にされなくなる。 しかし、案ずる無かれ、誰しも「ああ、世の中は自分の思うようになら...

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