2007-02-17

増田コントロール あるいはコントロール増田

増田全体の閲覧数増加にともなう書き手の大増殖によって、ポケットの中の増田は、抱えきれない母なる増田になった。

そのため増田のすべてを掌握するのが困難になり、情勢の監視は一部のブックマーカーの手に委ねられた。

そして今に至る。大量にブックマークされるエントリには夥しい数の人が流れ込み、そうでないエントリの閲覧数は横這いか、もしくは減少傾向にある(妄想)。

全体の閲覧数は増えたのに、富めるものとそうでないものに色分けされつつあるのだ。

この状況に一部の増田民はスタンスを変えた。ブックマーク一獲千金を狙ったのだ。ブックマーカーたちの傾向、嗜好、思考をありとあらゆる角度、観点から徹底的に分析し、彼らはブクマシーン(ブックマーク機械)へと変貌していった。

その結果ブックマーカーは釣られた。まんまと釣られた。あれよあれよと釣られた。かなしいかぎりだ。

人気エントリ一覧は増田一色になった。しかし、そのエントリの内容はとても増田のものとは思えない、そう、まるでただのはてなダイアリーにしか見えなかった。こうして増田は、はてなになった。だが増田はもともとはてなだったから、困ることなんてひとつもなかった。

だのに、さみしいのは、なんでだろう。

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