何不自由なく格好よく生きられたら良いな。
この人生無駄に溢れている。それだけでいいのに。一定の旅路を淡々とゆき続けるだけでいいのに。
白線しか踏んじゃいけないルールは、白線の割合が適度だからルールになるし、
コインを集めるゲームは、コインが適度に配置されてるからゲームになるんだし。
これはゲームなのだろうか。確かにそうかもしれない。でもこのゲームちょっと普通のゲームとは違う。
コントローラーがコントロールできないのだ。コントロールできないのコントローラーなのだろうか。
どこがおかしいのか性格にはわからないが、そういうことが起きる。
嗚呼ゲーム脳。
生き残るだけなら格好よさも、自己陶酔も必要ない。ライフスタイルだとかそんなちんけな単語、必要は無い。
でもここには自我がある。自我は生き残ることをたぶん目的としていない。目的なんか大それたものは今は無い。
だが、生き残ることに必死になるような自我じゃない。
ただ淡々と。
ただ淡々と。
一時に1つの状態でしか存在し得ない。だからその点においては比較的簡単かもしれない。迷わずに済む、誤らずに済む。
このゲームは案外単純だ。だけど、何かが意地悪をしている。どこかがおかしい。
華麗な操作が出来ないのは、きっと自分の性。