猪瀬氏@inosenaokiは語る。ネットは匿名という意識はもう改めたほうがいいのではないのか?
「実名だと,へんなトラブルに巻き込まれるから」という人がいる.
だが,そんなことが本当にあるだろうか?
職業上,絶対に実名でネットに登場せざるを得ない人々が日本にいる.
かれらは実名でサイトを作り,実名と出身大学の書かれたPDFを,世界中に流通させている.
だが,彼らがトラブルに巻き込まれているだろうか?
彼らが実名をネットに流通させることでトラブルに巻き込まれやすくなっているなら,
ペンネームをつかうなど、対策がされるのではと思うが、現実はそうではない。
この例を考えると,「実名だと,へんなトラブルに巻き込まれるから」というのは間違っているように思える。
もちろん,反論はあるだろう.
「研究者が公表している情報は,その人の専門分野に限られている.公表のスタイルも極めて限られている.見る人も極めて限られていて,ある程度予測可能だ.
わたし達の公表する情報は,さまざまなものがあるし,さまざまな公表スタイルがある.さらにどのような人がみるかわからない.研究者とは違う」というようなものだ.
こんな反論も考えられる.
「研究者も実はトラブルに巻き込まれているのだ.だから,ネットで実名を公表するのはやはり危険であり,われわれの匿名意識は正しい.」
こんな反論もありえる.
つづきはあとで
オンラインとオフラインで同一の人格を前提にすれば実名での不具合なんて無いのよ でもオンとオフで別人格を使ってる人は多い そういう人にとって匿名を使えないということは即オン...
そりゃ研究者を含めた「名前を売る必要がある人々」がネット上で実名を名乗るのは、仕事上至極当然のこと。 問題は「名前を売る必要がある人々」の論理をそれ以外の人々に強要する...