正直、髪型なんてどうでもいい。丸刈りでなければどうでもいい。
美容院なんて絶対行くはずがなく、いつも床屋。10分1000円のやつ。
最初に「どうしますか?」と聞かれる。何と言えばいいのか分からない。
「お任せ」で切ってくれるのか?そう言われる方も困るだろうし…
あと「もみ上げどうしますか?」と聞かれる。これも何で聞くのか分からない。
何か重要なことでもあるのだろうか?今まで何の気なしに切ってもらっていたから
気にし始めると逆にどうしていいのか分からない。
ずっと昔のことだけれど、歩く時は「前を向いて」が当たり前だったのに
前って何処だ?何を見て歩いていたのか?と思い返してみると実はよく分からない。
しばらくの間、どこに目を向ければいいのか分からず、前を向いて歩けなくなった。
今度は髪型に関して同じような状態になってしまった。
前の時は下を向いて歩けば問題なかったが、今回は仕事もあるから、
そろそろ散髪しないといけない。自分で切ろうとも思ったけど手が出ない。
どうでもいい故に。「どうでもいいなら適当にやればいい」と言う人がいるけれど
それが出来る人は本当はそう思っていない気がする。
選択肢がある場合の「どうでもいい」はまだ選びようがあるけれど、
それがない場合の「どうでもいい」は本当にどうしていいか分からない。
その気持ちを素直に店の人に伝えればいい。 店の人はほとんどの客がそういう感じなので、「ああ、またか」と思ってくれるだろう。
アパート暮らしのくせに滅多に引っ越ししないんで、新しい土地に行って見知らぬ床屋に入るときには結構勇気が必要だった。 とはいえ、いいかげんな注文でもそうそうおかしな髪型に...
床屋に必ず指示すべき事は次の二点です。 (1)前の長さ(眉にかかるか、かからないか) (2)横の長さ(耳にかかるか、かからないか) それだけ注文すれば、後は床屋が適当に揃...