2009-06-19

世界のどこかに苦しんでいる人がいるが、

その苦しみは我々には届かない。

届けられたら困る。

そんな苦しみに向き合うだけの力はない。

そんなものとつきあっていたら、

生活することなどできない。

我々の時間は限られているので、

彼らの苦しみを無視する。

断固として。

彼らの苦しみに日常侵食されることは許さない。

他人の苦しみとともに生きることなど不可能だから。

だが、我々が無視していることは覚えておくべきだ。

我々は常に冷酷であり、非力であることを覚えておくべきだ。

冷酷さは継続されるべきだし、限界のない力などない。

冷酷である以上「できることがなになのか」を見極める責任がある。

無視していることによる責任が発生していると思う。

守られている以上、事態を解決する責任がある。

対価を支払うべきだ。

状況を改善するためになにかをするべきだ。

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