この本は再三、進化とはありあわせで行き当たりばったりだ、
ということが書いてあって面白い。
また小飼弾の本でもそういう話題が出てくる。
弾:じゃあ,ハードでもソフトでもないものは? ウェットウェア,つまり生物です。
DHH:それこそ,インクリメンタルな開発の最高の成功例。進化の世界にロードマップってないよね。
弾:確かに,進化ってありあわせのものを使うよね。
DHH:そう。生物はConfiguration(設定)をいじりまくるのではなく,Convention(規約)をそのまま援用している。いろいろ設定を変えてうまくいくものだけ拾い出すより,きちんと動く設定を少しずつ変えるほうがうまくいくんだ。