2008-06-24

 カンフルとして用いていた自傷行為は、いつしか身体を動かすためになくてはならない常備薬になった。切って、切って、切りまくりたいところをぐっと堪えて、刃先のほころびたはさみを手慰みにそこへ押しつけたら、思いのほか鋭い痛みを伴って、すっと切れた。一本の赤い糸をみるうち、心の底から、「ざまあみろ」そう思った。何に対して嘲りと軽蔑の念を抱くのだか分からない。というより、分かりたくない。まだ、知りたくない。それを明らかにしたくはない。ただ、思う。ざまあみろ。私の身体所有権はここにある。

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