テレビを見なくなってから1年ほど経った。何かきっかけがあったわけではなく、いつのまにか見なくなっていた。そして去年の夏頃、あんまり見ないものだから、とうとうテレビは捨ててしまった。
それから、なぜテレビを見なくなったのかについていろいろ考えた。
でてきた結論は、テレビ局が思い描く最大公約数的な視聴者に、いつのまにか私が含まれなくなったから。じゃないかと思う。テレビ番組の視聴率を最大化するには、私を含まない層向けにつくったほうがよい。そうテレビ局が判断したんだ。たぶん。
テレビを見なくなった私は、いつのまにか、ブログをたくさん読むようになっていた。どのブログも、私向けに書かれたものではないかもしれないけれども、明らかに私以外の人を楽しませるためのテレビ番組よりは、面白かった。中には私向けに書かれているとしか思えないようなブログもあった。
そんなブログに、いつからか、「はてな」の被ブックマーク数が表示されるようになっていた。最初はよくわからなかった。注目されている記事が分かる仕組みかな〜とか勝手に思っていた。最近になって「はてな」の存在を知った。すごいと思った。もちろんすごいのは、私の勝手な予想が当たっていたことではなくて、どの記事がどれだけ注目されているかが分かる仕組みの方だ。これは便利だ、と思って使いはじめた。
そして一昨日、同じくらいすごいものを見つけた。 Pathtraq だ。でも、私は Pathtraq を見て、さみしさを感じた。同時に「はてな」にも今まで感じていなかったさみしさを感じた。
どっちのサービスも、みんなが注目しているサイトに私たちを注目させる。それだけなんだ。視聴率を調べるビデオリサーチなんだ。
ブロガーの人々が視聴率を追い始めたら、私はテレビ局からもブロガーからも無視されるようになってしまいそう。あぁあ。私のような外れ知は、集合知を作る上でも外れ値扱いされてしまうのか。
……ホントにさみしくなってきたので、寝ます。
寂しくなるなよ。俺も同感。 今はお一人様の時代だぜ。 マイノリティを誇ろうぜ。
http://anond.hatelabo.jp/20071003043356