どっしりとのび、僕の側の一端はキュッとまるでソフトクリームの先のようにしまっている。
かすかな、鼻腔を刺激する匂いがあり、これは僕以外の人間に嗅がせたら、どんな感想をいうだろう。
世界を舐める。
苦味があり、だが、さまざまなものが交じり合った・・・さまざまな色の絵の具を混ぜて作った黒、というような、複雑な苦味だ。
世界を握る。
指の付け根の隙間から、やわらかい世界はしぼり出て行く。
あ、これはなんだろう?
黄色い(黄色だけれどもどんな黄色?)黄色の、固まり・・・
これは、コーンだ(確かにコーンだ)
コーンが、世界に埋もれている?いるんだろうか?
これが、世界・・・なんだろうか?
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