はてな村、とは良く言う。
そのはてな村の中にあるここは増田○、の○は何になるのだろう。
村の中にあるから村じゃない。酒場が近いかな?と思ったけど、お酒飲めない人も多そう。
じゃあ何が良いのだろうと考えた。で、思った。
ここは増田家。いや、増田家って言われているが、増田家の人々はここには居ないし、実際の所は誰も知らない。
ただ、分かっているのは、家主がわんぱーく御大だって事くらい。
集まるのは赤の他人の、はてな村の一部。住んでいる人もいれば働きに来てる人もいるらしい。
お互い、どこの誰だかは良くわからない。たまに、どっかで見かけたような顔もあるけれど、たしかな記憶はない。
この家は不思議な作り。まるでお寺の講堂のような作り。ただご本尊とかそういうのはないらしい。
敷居は全くなく、いろいろな形のちゃぶだいが置いてあるだけだ。
みんなはそれぞれ、好きな所に座ってくつろぐ。
寝転がっている人もいれば論を張ってる人もいる、愚痴を言ってる人もいれば悩みを相談してもらってる人もいる。
時には喧嘩があったり、しんみりしたり、グループで遊びに行ったりしてるらしい。
人の出入りは激しくて、何人いるか分からないけど、いつも11人位の人が居る、と噂では聞く。
玄関も特にないから、みんな自由に出入りしている。ただ、村民とかじゃなきゃ入れないらしい。
でも、壁がないから、外からは丸見えだけどね。それと、猫もいたりするけど。
分かっているのはただ一つ、わんぱーく御大がみんなの為に場所を用意したって事だけ。
目的もルールも良く分からない。噂ではいろいろあるらしいけれど、とりあえず自由らしい。
そんな増田家、いや、もう家じゃないな、増田屋だ。そう呼ぼう。私は。
そんな増田屋が私は好きだ。
よ!増田屋!! かけ声が似合いますね。