2007-02-20

Show you

目の前には瀕死の奴。心を決めた私。力が入る刃物を持つ手。奴の首に当てる。生々しい感触にたじろぐ。でも息を吸い一気にいく。奴がまた暴れる。構わずに首を切る。

ザク。ズシュ。ズシュ。血が溢れ出る。ゴリゴリゴリ。骨が硬い。ゴリゴリゴリ刃物を前後に動かす。ゴリゴリ。ズシュ。骨が切れる。ズシュ。ズシュ。ズザ。切り終わる。奴は少し動いた。体と首が別れても。しかしすぐに死んだ。完全に。

だがまだまだだ。次に奴の腹を割く。プス。ツツー。ニチャ。内臓にあたる。構わずに続ける。ニチャ。ニチャ。ニチャ。下の方まで切り終わった。内臓を出す。感触と臭いが不快だった。

次に方向を変えて切り下ろす。骨に沿って。一気に。ザクリと。奴の体は半分になった。いや。頭がないからそれ以下か。それでは辛かろうと。もう半分も切り落とす。一気に。ザクリと。

そして取り除いた奴の身を。親の仇とばかりに切り刻む。どこもかしこも。力の限りに。原型がなくなるまでに。そして数分後。作業は終わった。手には血と内臓の臭い。でも私は満足だった。誇らしかった。

数時間後。帰ってきたあの人にそれを出す。あの人はとても驚いた。臆病な私がそれを完遂できたことに。とても喜んでくれた。私も嬉しかった。そして二人でそれを食べた。山葵醤油で。生姜醤油で。

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