2024-05-08

ハローワークに通ってる

三十過ぎの時、上司と揉めて会社を辞めた。

無茶な案件押し付けられ、気づいたときには全てが手遅れだった。俺は自壊するように精神病み自己都合という形を取らされ退職した。

今は生活保護暮らしている。

それから十年近くが経った。あっという間だったんだ。俺はもう働く気力も消え失せ、僅かなお金で細々と暮らしている。

唯一の楽しみは節約して作ったお金女の子のいるお店に行くことぐらいで、他には何もない。だがこのご時世、物価の上昇やら電気代の高騰なども重なり、それも厳しくなってきた。

そんな折、何気なくハローワークに寄ったことがあった。人に飢えていたのだと思う。ここならどんな形にせよ、俺の話を聞いてくれる。

中に入ると俺は自分の目を疑った。

窓口のところには若くて可愛い女の子が居たのだ。

その後、俺はハローワークに通い詰めるようになった。それで俺は彼女名前や、新卒でここに勤めるようになったことを知った。

こんなド田舎ハロワに似合わぬ一輪の花。

俺は毎日のようにハロワへ通い、職業相談として彼女指名した。そして最近ニュースやら政治の腐敗についての話題を話し、俺の話に彼女は感心する。増田さんって色んなことに詳しいんですね、と彼女は笑みを見せ、俺も嬉しくなってつい話し込んでしまう。そして気づいてしまったのだ。ここならお金を払わず無料若い女の子と話ができるということに。

俺は今後も暫くはハロワに通おうと思う。

なんだ、くそやろうって思ったか別にいいだろ?お前に直接迷惑が掛かるわけでもないんだから。それにこれまでは本当にクソみたいな時間を過ごしてきた。日中やることといえば増田フェミや反フェミを煽ってブクマを稼ぐことぐらいで他には何もない。誰ともリアルコミュニケーションさえ取れなかったんだ。あと少しぐらいは夢を見たって、バチは当たらないはずだ。

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