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2010-05-31

暴力を扱ったメディアによる暴力肯定化の影響は男の方が受けやすい?

警察庁 バーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守る研究会

第7回議事要旨

http://www.npa.go.jp/safetylife/syonen29/7-gijiroku.pdf

ゲストスピーカー配付 資料

http://www.npa.go.jp/safetylife/syonen29/7-sibuya.pdf

より。

ざっと見ていただいて、男女によって影響の方向性がかなり違うんですね。例えば上から2番目の暴力行為者の魅力、暴力を振るう人がカッコいいとかそういうことなんですが、男子は悪い影響を受けます、攻撃性も高くなります。けれども、女子は逆なんです。これは理由は分からないのですが、男の人が主人公の場合が多いとか、あるいは同じような暴力シーンを見ていても、その解釈が違うのではないかと思っています。正当化に関しても実は同じようなことが言えて、影響の方向性が男女で違う可能性があります。暴力描写の程度、これは暴力の数が多いということなんですけれども、これは当然問題だろうし、影響力を高めるだろう、攻撃性を高めるだろうと思われたんですが、むしろ逆だった。攻撃性を下げているんです。これは女子だけですけれどもね。

配布資料の方の9・10ページに項目ごとの影響結果が書いてあるけど、

  • 男女とも悪い(暴力肯定の方向に)影響を受けているのが2項目
  • 男子のみが悪い影響を受けているのが5項目
  • 男子のみ良い(暴力否定の方向に)影響、悪い影響共に受けているのが2項目
  • 女子のみ良い影響を受けているのが2項目
  • 男子が悪い影響、女子が良い影響を受けているのが2項目
  • 男女共に良い影響を受けているのが1項目

受け取る対象によって効果が違うからテレビゲームでの暴力を扱うことに一律に問題があるとは言えないという結論になってるらしいんだけど、こういう結果なら、男子からはより遠ざけるべきと言ってもいいんじゃないかと思ったり。

 
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