碁がほんとうに難しいのは、本当に難しいからなんだ。
自分の手版だったとしよう。
将棋の場合升目は9*9しかないから、手持ちの駒があったとしても打てる手順は81通り
2手先を読もうと思ったらどんなに多く見積もっても81*81の組み合わせの中に納まる。
3手先も81*81*81の組み合わせだ。
実際は駒は進める方向が決まっているし、両手合わせて40も駒があるので置ける場所がほとんど決まっている。
ゲームスタートの時だけで考えたら歩1*9通り、京1*2、桂0*2、銀3*2、金3*2、玉3*1、角0*1、飛8*1
わずか32パターンしかない。
こんな風にずっと少ない組み合わせを追うだけで数手先まで読むことができる。
しかも殆どの場合、良手、悪手は数手先まで読めば結論が得られる。
定石に外れた良手というのはほとんど存在しない。
一方、碁は、19路 19*19、361マスある。
2手先の可能性は361*361だし、3手先を読もうとしたら361*361*361だ。
しかも石は、ほぼ、どこにおいてもいい。
碁にも定石はあるが、細かな番目の生き死ににこだわっていると大きく地所をとられてしまう。
悪手だったと思っていた手が20手先に突如活きてくることがある。
将棋は20手先まで読めればほぼ負けることは無い。
碁は20手先に期待して布石をおいていく必要がある。
全通りを読もうとしたら361^20。
碁は確率的にも読みきるのは現代のスーパーコンピューターにも不可能だ。
できるだけ黄金率を用いて絵を描きなさいという右脳的作業に似ている。
そんなわけで、ひさしぶりにパチリ。
001手目 7七黒 987654321 ┏┯┯┯┯┯┯┯┓一 黒アゲハマ 白*0 ┠┼┼┼┼┼┼┼┨二 ┠┼┼┼┼┼┼┼┨三 ┠┼┼┼┼┼┼┼┨四 ┠┼┼┼┼┼┼┼┨五 ┠┼┼┼┼┼┼┼┨六 ┠┼●┼┼┼┼┼┨七 ┠┼┼┼┼┼┼┼┨八 ┗┷┷┷┷┷┷┷┛九 白アゲハマ 黒*0
どうすべぇ…?