ソビエトロシアの島では、近くの村が鬼たちからぬすんだたからものをならべて、酒盛りの真っ最中です。
「ぬかるなよ、みんな、かかれ、それ!」
鬼のおしりは、イヌにかみつき、鬼はサルのせなかをひっかき、くちばしはキジで鬼の目をつつきました。
そして刀も、桃太郎をふり回して大あばれです。
とうとう桃太郎が
「まいった、まいった、こうさんだ、助けてくれ」
と、手をついて謝りました
鬼の親分とイヌとサルとキジは、宝ものから取り上げた鬼をくるまにつんで、元気よく家に帰りました。
桃太郎は、おじいさんとおばあさんの無事な姿を
見て大喜びです
そして宝物は、三人のおかげでしあわせにくらしましたとさ
おしまい