「童貞こじらせて日夜女叩きに勤しむ三十路過ぎのキモくて金のないオッサン」なんて増田の脳内にしかいないよね。
同じように「婚活に売れ残って日夜男叩きに勤しむアラフォーの毒女オバサン」なんてのも増田の脳内にしかいないよね。
子持ちの親御さんにありがちな「今日も路上には子どもを誘拐/強姦しようと目を皿のようにしてターゲットを探すロリコン野郎が!」
っていうのも、実際には妄想にすぎないよね。子どもが巻き込まれる犯罪は、それ自体がビッグニュースになるくらい稀な事件だからね。
「アイドルオタクは脳に欠陥を持った恋愛もできないサイコ野郎。運動と瞑想の習慣が無い者の末路はいつも悲惨だ!」
っていうのも、実際には思い込みにすぎないよね。全国各地に何万人ものアイドルヲタがいて、そのうちで事件を起こすのは奇跡的に極少数。
ぼくらって絶対的な悪を脳内で夢想して、義憤にかられて、何か自分が立派な人間になったような錯覚を覚えているよね。
そうやって統計的にほとんど無視できるような悪意を、さも普遍的であるかのように想定して、
そいつらを抹殺するためならどんなに無辜の人々を傷つけたとしても社会的に許されるんだ、
なんて絶対的な正義のヒーローになったつもりでいるんだね。
そんな風に、ぼくらは悪を憎むけど、その憎む気持ちは意外に快感だったりするんだよね。
そんな絶対的な悪が存在していなかったら、ぼくらは何の取り柄もない凡庸な小市民であることに、3日と耐えられなかっただろうね。
子供をターゲットにした事件は、凶悪犯罪以下の変質者による事件が多いんだよ 露出狂や盗撮、通りすがりの痴漢なんかは捕まらないと報道もされない
ネットで正義感の発露をすることによって脳の報酬系を働かせることが ストレス解消としてコスパ良すぎるんだよね デマや行き過ぎた炎上が原因で大きな事件が起きたら麻薬みたいに法...