2016-05-31

アロハコインとかいう仮想通貨がめちゃくちゃ怪しいんだが

うちの嫁がアロハコインとかいう仮想通貨の購入を100万円分くらい申し込んできたようなのですが、これが尋常じゃなく怪しいんです。

嫁曰く芸能人とかも投資をしている最近話題の仮想通貨らしいのですが以下のように?が浮かぶ内容がいっぱいです。

1、ISPGというポイント換金サービスを通貨取引所と言っている

ISPGはただのポイントと現金の交換サービスを提供する会社です。一般的な取引所では市場参加者同士で取引しますが(たとえばユーザーのAさんとBさん)、このサービスではISPGとユーザーが交換します。これだと実際の運営者がただポイントと現金を交換するだけで通貨の取引所として成立しておらず、胴元の資金力だけが換金原資です。

2、アメリカや中国でほとんど情報がでてこない

ハワイのサービスに関わらず、英語圏でほとんど情報がでてこず、こういう投機情報の多いはずの中国ですらweiboなどで検索しても全く情報がでてきません。

3、価格の根拠がマイニング代行業者の値付けのみ

マイニング代行業者が1コインマイニング代行費用を1500円といっているので1500円が価値だそうです。これを1500円で買い取るという保証はどこにもなく、ISPGでの換金価格は結局胴元がいくらで買い取るか次第できまってしまうので価格は通貨価値ではなくただの胴元の言い値です。

4、マイニングに参加する方法が一切明かされていない

通常であればマイニングプールに参加する方法が公開されているはずなのですが、公開されていません。

5、自治国の通貨として認められたという表現

また何よりも怪しいのが「国の通貨として認められている」ということですがその根拠になっているNation of Hawaiiというのはただのハワイの先住民族の自治区でしかないようです。 https://en.wikipedia.org/wiki/Nation_of_Hawaiʻi_(organization) wikipediaの https://ja.wikipedia.org/wiki/事実上独立した地域一覧 にも載ってないように自治国というレベルにまで達していない地域と思われます。そこで通貨として宣言したところで、商店街が通貨を発行しましたという程度のものでしかないような気がします。通貨というのはその通貨の信用を受け入れをするところがあってはじめて成立するわけで、もし現在の価格として述べられている1枚1500円の価値が本当にあるとすると583億円の価値を創出したこととなり、その信用をこの自治区が生み出せる力があるとはとても思えません。またその通貨が値上がりする仕組みが全く理解できません。

以上のようにネット上で手に入る情報のみでもこれだけの疑問点がでてくるので、この通貨がすごく流行っているという理由が理解できません。みなさんどうおもわれますか?

  • 怪しくない仮想通貨はビットコイン・モナーコイン・ライトコイン・リップルだけ。 と思った方が良いくらい怪しいコインで溢れかえっているのが現実。 詐欺が疑われる仮想通貨(暗...

  • そういう仮想通貨詐欺は結構あるよ。詐欺のツールとして、最近はやりの仮想通貨を使っているだけ。そして、騙されている人が「流行っている」という詐欺師のセリフを信用している...

  • http://alohacoin.link/profile.html アロハコインはゅうちょ銀行を通して暗号通貨の売買への送金・出金が可能になり決済されます。 「ゅ」うちょ銀行と書いている時点で詐欺でしょう。

  • アロハコインがいままで換金できることの説明に使っていたISPGという会社に問い合わせてみたら、「当社とアロハコイン様の間で何の契約もございません」だって。それって今まで説明...

    • 騙されやすい人間の行動パターンとして、 「本当ですか?」 という質問を、騙している本人にしてしまうことが挙げられます。 そして、騙している人の熱心な説明に聞き入ってしまい...

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