在日米軍兵士の犯罪率は、一般の日本人の犯罪率と比べて決して高くないという言説が、よく聞くようになってきた。
確かに、犯罪ゼロってのは非現実的だし、一人の犯罪者のせいで全員が悪とは思わないし、米軍出ていけとは思わない。
ただ、この場合、比較すべき対象は一般日本人ではない。誇り高き軍人と、一般人とを犯罪率で比べても何の意味もない。
●在日米軍の犯罪率 対 自衛隊の犯罪率
同じ環境下で、外国人と日本人を対比することでアメリカ人の問題点が出てくるはずだ。
●在日米軍の犯罪率 対 米国内の米軍
違う環境下で、同じ属性の軍人を対比することで他国に駐留することの問題点が出てくるはずだ。
●ヨーロッパ駐留米軍の犯罪率 対 在日米軍の犯罪率
これでアメリカ人の民族差別の傾向もしくは、日本に対する意識が浮き彫りになるはずだ。
ついでに、アメリカの軍人と一般人の犯罪率も比べて見ればいい。
もし万が一、軍人の方が犯罪率が高いのなら、それはろくでもない蛮族の軍という事だ。
これが統計の資料を扱うときの常識だと思うのだが。