ネットに出てくる広告の話だ。
ひょっとしたら見たことの有る諸兄も多いと思うが、私は広告を掲載する媒体側の運営をしていて、広告を仲介する会社(ASPという)とのお付き合いがあり、かれこれ10年以上扱っている。
広告表現は雑誌やテレビなどのオールドスクールなメディアは結構ガチガチで自主規制、業界団体がまとまっているので、そこまで変な広告ってのはあまり出てこない。
ところがネットは常にイタチごっこで且つサイクルが早い。
と、まあ前置きはおいておく。
i社はその中でも昔からアグレッシブな広告を扱うことで有名なのは、同業なら一度は検討したことあると思うので知っていると思う。
で、この会社さぁ。
指摘受けては、くぐり抜ける広告扱うの繰り返しなんだよね。ネット貸本屋とかD社あたりがクライアントの。
まぁクリエイティブのチェックはほとんど入れない方針なんだろうけど。
ちょっと前まではエロ漫画が3次じゃないという理由で、裸での掲載がオッケーだった。
で、それがダメなら裸のうち一部に消しこみを入れる。
で、それがダメなら、直接エロシーンは無いが次コマでエロが想像できる部分を抜き出してくる。
目を引くしCTRが上がるのはよく分かるが、この会社の根本姿勢を疑うよ。
最初からゾーニングがはっきりしている3次だとクリアだけど、2次は、エロ直接じゃないからという理由で一般広告扱いで入ってくるのどうなの?
ASPの業界団体(C社がほとんど上だけど、創業社長のあの姿勢からしてああなっちゃうだろうけど)もほとんど機能せず。
さすがに今、目の前にある一般属性扱いのサイトに、パット見に非エロに偽装してるけどレイプを女性が好んで受けるみたいな漫画のカットシーン広告は俺は違うと思うけどな。
なんなんだろうね、表現規制って。