■生まれ生まれ生まれ生まれて生のはじめに暗く
死に死に死に死んで死の終わりに冥し
三界の狂人は狂せることを知らず
四生の盲者は盲なることを識らず
生まれてきて、生まれてくる人を見て、死んでいく人を見て、自らも死んでいっても
生まれて来た意味も、生きて居る意味も、死んで行く意味も何もわからない
同じように、何年生きても、何度同じ事を繰り返しても、その意味すら分からない
その場その場の状態に左右されて、喜怒哀楽が生まれては消えていく、ただそれだけの現象を繰り返すだけ
そして、人間からすればそれだけが全てで、どうしようも出来ない
現実という大きな海に浮かんだ小さな流木に過ぎない人間は、沈むその時まで揺られる事しか出来ない
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