2010-09-12

日本大学の航空学科比較

日本は航空産業が非常に低調なため、それに従事する学生を育てる大学の学科もとても少ない。

しかし、航空産業は見た目かっこよく比較的人気があるため、実際に中身を伴っていなくても航空学科を名乗るところも多い。

そのため、実際の中身で比較してみたのでランキングを作ってみる。

*注1:宇宙は別。航空宇宙工学科などの名前は多いけれど、実際は航空と宇宙が分かれている。

*注2:機械電気情報などと違い、航空学科は数が少なくかなり貴重で世界も狭い。

ランキング

S:東大(航空宇宙工学科)、東北大(機械知能・航空工学科)

A+:名古屋大(機械・航空工学科)、九州大(機械航空工学科)

A:首都大(システムデザイン学科航空宇宙システム工学コース)、大阪府立大(航空宇宙工学科)、日大(航空宇宙工学科)

B:京大横国大、広島大、室蘭工業大、金沢工業

C:東海大早稲田大帝京大

基準は、

で選んだ。

こう見ると日本で航空宇宙に関して勉強するためにはかなり狭き門である。個人的にはA以上の大学でないと、あまり航空を学んでいる意味がないと思う。ほかのところは名前をそれっぽくしてごまかしているだけのところか、数ある研究室ひとつ航空機に関係する何かをやっている、というくらいのモチベーション。あまりにもしょぼい。

機械名前がつく学科が多いのも特徴。機械は航空と非常に近い分野、というよりは航空学科でやることは機械の中でも航空機に限ってやることだけをまとめて、特にそれだけやる学科というようなものなのでそういうところが多い。だからと行って、飛行機をやりたいのにミスって機械科で妥協してしまうと流体と言えばポンプのこと、材料といえば鉄のこと、制御といえばロボット、という悲しい世界に入ってしまうことになる。

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