夏は、わろし。
やうやう白くなりゆく視界は 熱がこもりて汗だちたる体の細くふらつきたる。
夏は、わろし。月の頃もそうなり。闇もなほ。魂の多く飛び違ひたる。また、ただ一つ二つなど、暑さにうちひしがれて逝くもわろし。雨など降るも蒸してわろし。
夏は、わろし。夕日のさして、山の端(は)いと近うなりたるに、烏の寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、飛び急ぐさへ暑すぎて落鳥するはあはれなり。まいて雁などの列ねたるがいと小さく見ゆるは、熱中症の不具合なり。日入り果てて、風の音、虫の音など、はたいふべきにあらず。
夏は、わろし。雪の降りたるごとくガリガリ君をくってもおいつかず。砂浜のいと白きも、またさらでも、いと暑きに、コンクリなど火など熾したようで、炭燃えるようで、いとわろし。昼になりて、意識ゆるびもていけば、命の火も、白き灰がちになりて、わろし。
#古文苦手だし暑くて頭回らないし適当。誰か暇な人、もっといい文章に直して。