彼女がよく笑う。しかし、何か面白いことがあって「あはは」と笑う感じではない。
俺が階段で転びそうになったとき、普通は心配するだろう。彼女も一応は「大丈夫?」と近づいてくる。
だが、その口は大きく横に広がり、目は活き活きと輝いていて、要するににやっと笑っている。
俺が本屋で店員相手に戸惑っていると、彼女は俺を見てずっとニヤニヤしている。
最初は、照れ笑いだと思っていた。公然と人を心配したりするのが恥ずかしいのだ。
そうか、と今ごろになって気づいた。彼女は俺を嘲笑しているのだ。
目の前で嘲笑するのが、他人だったらされた人は怒る。もしくは印象が悪くなる。
だから、人は目の前では他人を嘲笑しない。そうなると、陰口になる。
しかし、それが恋人だとどうだろう。しかも相手が男だったら。
世間的に見て、彼女に怒る彼氏というのは最低な存在である。だから、怒れない。
さらには、それが反語的な愛情表現なのだと主張することもできる。
彼女はそれを知ってて、安心して思う存分俺を嘲笑しているのだ。
この衝撃的な事実から目を逸らすために、俺は何をすればいいのだろう。
そう見えるなら、別れれればOK。
それは彼女が増田に甘えているだけだ。
世間的に見て、彼女に怒る彼氏というのは最低な存在である。 いつの間にそんな世間ができていたのだろう。 怒るべき時には怒れよ。
その彼女は本当に実在する・・・(ry というのはともかく、単なる被害妄想じゃないの? 元々そういう笑い顔の人かもしれんし、世の中には「微笑み症候群」ってのもあるんだよ。 てい...