実際には、俺の中では「別れた後」に連絡が来た。
当時アプローチしてきた女と初デートした日を境に、元彼女とは一切連絡を経つことにした。
着信拒否にしてしまうと、怒って何をするかわからないと思ったので
メールは来ても返信しない。電話はかかってきても出ない…という作戦に出た。
遠距離恋愛だったので、そうやってればいつかは「別れた」と理解できるだろうと思って。
その作戦は成功して、元彼女からの連絡は徐々に減っていった。
しかし、ある日
「父が倒れました。毎日、心細いです」
といった内容のメールが来た。
そんときは、俺に連絡を寄越してほしいがための嘘だろうと思ったんだよ。
だから、当然無視した。
「○○ちゃん(共通の友人)から、俺くんに新しい彼女ができたと聞きました。今までありがとう」
的なメールが来て、その日から結婚式で顔合わせるまではまったく音沙汰なし。
批難は受け付ける。
いや、別にないも言うことはないよ。 元彼女が幸せになれてよかった。 それだけだ。