2010-08-13

地方家庭裁判所から封書が来た。

こころあたりがない。

しかし、「私は、なにか間違いでもしてかしたんだろうか」と思った。なんだかいろいろなことが、ここ十数年あったので。

内容は、私の遠縁ーー正確には、祖母の係累の、墓所のとりあつかいについての話だということがわかった。

私の行いとは、とりたてて関係がなさそうだ。

なんでも、長い間、その墓所についてどうするかを決めていなかったらしくーー。

「みんな元気かな」

「みんな」って誰だ、自分

実は、私の親類は、かなり散り散りになっている。

奇妙なことに遭遇したことがある。

たとえば、幼いころ突然、自分のおじ(「伯父」「叔父」どちらなのか口頭だったのでわからない)だと言う人に声をかけられたことがある。

「おじ」だと言う人は、私の家族について二三尋ね、ぽち袋を私の手に握らせると去っていった。

とても親身な感じで、怪しい感じは全くしなかったのだがーーところが、もらったぽち袋を母に渡しながら、そのことを言うと、「どういう人?」などいろいろ聞かれたーー「心当たりのある「そういう人」」が、やたらいたらしいのである。

それどころか、「父がた」「母がた」どちらの「おじ」なのかわからないーーーどういうことなんだろ。

二度か三度、そういうことがあった。そのたび、母は、不審そうな顔をする。

「ねえ?それって亡くなった私のおじさんのことじゃない?」と母が聞いた。なんだって?

変なことを聞いた。いや、聞こえなかった。

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