結婚紹介所に真面目な男が3人居た。
1人目はフリーター。
2人目は会社員。
3人目は社長である。
そこに、婚活をしている若い女が1人現れた。
若い女は真面目な人と結婚する事を望んでいた。
しかし、共同生活をしてみると、合理的すぎてついていけない。
「私は君にお金を運んでくる。だから、君は私のお金と同じ価値を私に提供してくれ」
その結果、家事は全部女が担当することになった。女はすぐ嫌になった。
会社員は優しかった。家事も手伝ってくれるし、女を大切に扱ってくれた。
しかし、責任感が強すぎた。
「地区班長になった。これから、祭りの準備、パトロール、児童の送り迎え、
夫が活動しているのに、妻は活動しないのは気まずい。
最初は耐えたが、本人は生き生きと班長を勤め辞める気配がない。
ついていけず離婚した。
アルバイトには真面目に行くので、金銭的には困らなかった。
しかし、無気力だった。欲しいものは何も無く、死なないから生きている風だった。
無理やり外に連れ出しても、行きたい所もなく、話題も続かない。
最後には一緒に居る意味が見出せず、別れた。
女は真面目と結婚する事を諦めた。