■彼の夢
一度別れたものの、関係を修復中の彼氏が将来の夢を聞かせてくれた。
彼の大好きな漫画を世界中から集めて、漫画喫茶を開く事だと。
それを聞いた瞬間、色々な風景が浮かんだ。
そりゃ、経営は難しいだろうけど
自分の作った自分の好きな空間にそれを好いてくれる人が集まって
私が作ったお菓子や淹れたお茶に誰かが喜んでくれて
そういう人生っていいなぁと思った。
商売が軌道に乗ったら店を数日間休んで気ままに旅行したりして
ギスギス働いている今だけに、考えただけでわくわくした。
みんなこんな平和でゆっくりと夢を抱えているのに
現実の仕事は次から次へと、貧乏ヒマなしとばかりにやってくる。
一日の自分の時間なんてこれっぽっちもない。
だからその夢が輝いている。
みんな、こんな夢を持っているのだろうか。
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