2010-05-12

上級サラリーマンとは

薄汚いエンジニア共は心して嫁。

上級サラリーマンとは、その実力や職位に関係なく会社の実力者の周囲に生息することを許され、そして会社の経営や運営に関してなんの責任も負わずに好きなことを言いまくれるすてきな職業です。

 はっきり言ってしまえば会長・社長・副社長・専務あたりの御用聞きをするわけですがその時に気の利いたことを適当に言って相づちを打っておいたり、もしあなたが女性ならたまに短いスカートや背中の出たワンピースを着ることによって彼ら上級エグゼクティブの関心を得ることができるでしょう。

 上級サラリーマンは現場の仕事や、高度な専門知識などはいりません。良くドラマや映画で「社長を囲むタスクフォース」的な存在として扱われることがありますがあれはたまたま彼らが優秀だったから映画になるのであって、あなたが経営戦略、財務関連知識、法律関連知識、業界情報などに精通している必要はありません。むしろ、あなたが社会人として生きてきた中で見聞きしてきたおもしろいこと、アンダーグラウンドな情報、敵対する役員の下ネタなどをこまめにネタとして仕入れることが肝心です。

 上級サラリーマンというのは豊臣秀吉における千利休、織田信長におけるお伽衆であるのであって、決して明智光秀になってはいけません。そんなことをしたら責任が降りかかってきて、うかつに物が言えなくなります。上級サラリーマンとしては、スマートに自分がろくに関わってもいないプロジェクトの中から成功した物だけを自分の成果として人事や役員との面接に置いてご披露するべきです。

http://web.archive.org/web/20010602030602/www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/5561/

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