高校生の頃からなんとなく、自分は彼女なんてできない=結婚できないんだろうと思ってて、
だけど、それも二十歳を過ぎたらそんな次第に気持ちも薄れていき、
独りで生きていくための心の準備が整うのだろうなんて思っていた。
さて、二十歳を過ぎてそろそろ二十代折り返し地点の今。
彼女がほしい。
彼女がほしい。
どうしてだろうか、誰かに恋をしてしまう自分がまだいたのだ。
「ブサイクでもあきらめるな。顔じゃない、中身だ」と人は言うが、
私は顔だけじゃない、中身も終わっているのだ。
陰口叩かれた経験。ただそれだけで、
「人は皆、私に対して不快感を持っている。」
という考えが、常に私の頭でぐるぐると回るようになり、人に話しかけるが億劫になった。
それでも時には頑張ろうする。
人に話しかける。仲良くなろうと話しかける。
好きな子に話しかける。好きになってほしくて話しかける。
でも、ある時ふと過るんです。
「なんで頑張ってるの?この人あなたのことが嫌いなんだよ?」って。
こういうことを言うと、人は「そんなことない。皆が皆そういう人ではない」と言う。
自分でもわかってる。私の周りの人は皆いい人だ。でも、
普段にこにこしながら話しかけくる人が、
裏では自分の陰口を叩き、終いには自分に聞えるように言ってくる。
こんなこと体験したら、分かってても信用できないよ。
知人や友人、果ては親まで、自分のことが嫌いなんだと思っちゃうよ。
もう十分詰んでいるのがわかっているのになぜ、
それでもまだ私は、彼女がほしいなんて思うのでしょうか。
誰かに恋をしてしまうのでしょうか。
やすらぎが欲しいから