成人した時に、自分は自分の事を満足に出来ない人間になっていた。
他人と上手く関係を作れない、外で働く自信が無い、生活を立てる能力が無い。
父親は気の短い人で「放り出す」としょっちゅう言っては
自分もいつ追い出されるかおびえていた。
それでも、結局放り出されずにここまで来た。
20代前半の頃は一日でも早くなんとかしなくちゃいけないとずっと焦っていたと思う。
息子が一人前にならない事への苛立ちをぶつけてくる父だったが、
不器用だっただけで、自分は自分の不甲斐なさから目を背けるために
ずっと父親のせいにしていたのかもしれない
と思った。
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