2010-02-26

シコシコノート

とある場所に長髪が美しい、とてもかわいい女子高生がいた。

とても物静かで、低俗下ネタとは無縁な、とても清楚な女子高生だ。

平凡で、かわいらしい毎日をおくる女子高生は、ある日突然シコシコノートを手に入れる。

シコシコノートとは、そのノート名前を書かれると、誰であろうとシコシコせずにはいられなくなるノートだ。このノート男性にのみ有効である。

低俗なものとは無縁な女子高生は、そのシコシコノートとの出会いで、人生を一変させてゆく。

自分の中に秘められた、相手をシコシコさせたい欲求に気づいていくのだ。

普段の生活では、おとなしく、穏やかで可憐女子高生が、家に帰ってはシコシコノートに同級生の名前を書いた。

それも、活発な男の子ではなく、とくに学校内でもおとなしく、休み時間はひとりで机に突っ伏して寝ているような男の子を選んだ。

女子高生自らと似たタイプの、おとなしい男の子を選び、シコシコノート名前を書き込んでいった。そして、その姿を想像しては楽しんでいた。

今頃、あの物静かで、女の子に話しかけられるだけで返答がしどろもどろになってしまう、あんなかわいい無色透明男の子が、あんな事を・・・。

女子高生はそう考え、学校で見た男の子の姿を思い出すだけで、目線が上にあがりビクビクした。

次第に彼女の欲求はエスカレートし、そんなおとなしい男の子現場を見たいと思うようになった・・・

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