とにかく僕がずっと思い浮かべていたのは、他人の人生という物語の名脇役になりたいということなんだ。
別に俳優になりたいとかそんなんじゃない。ただ、ほかの人の人生の中で重要な役割を果たす脇役になりたいんだ。
ばかげているけどさ、やりたいことはそれだけなんだ。ホントばかげているけどね。
話は変わるけど、僕の性質の中で僕が一番嫌いなところは自尊心の高すぎるところなんだ。
自分より能力や姿勢が優れているのを見ちゃうと、めちゃくちゃに嫌な気分になるんだな。ホントにクソみたいな自尊心だ。これには、僕もまいってしまう。やれやれだよ。
そんなときは、別に良いじゃないかと思うようにしているんだ。少しも救われないけどね。
言い訳できない位の挫折が欲しい。全力でやってそれでもダメだったという挫折。それを超えられたら、何か変われる気がする。
まずは、全力で取り組んでみよう。どこまで行けるか。限界を知りたいな。
結構すぐに限界が来るかもしれない。そんときはそんときだ。臆病だから、自分の限界を知るのは怖いけどね。
僕なんか大した人間じゃないね。でも、だからどうしたって話さ。