今年の夏にサークルを引退した。
引退した直後はまぁまぁ達成感があったけど、今になって振り返ってみると複雑な気持ち。振り返りたくないというか、そのサークル時代を自分の記憶から消し去ってしまいたいというか。
自分は理系の大学に通っていて、サークルもものづくり系のサークルに所属していた。大会は一年に一回。その大会のために一年を費やす。期限内にモノを作らなければいけないので日常は結構ハード。平日は講義がだいたい終わる午後6時くらいから作業を始めて家に着くのは日付が変わるちょっと前、あるいは変わるくらい。シーズンになれば土日もモノの調整のためにつぶれる。作業はうまくいかないときはうまくいかないし、人が来なければ作業量は増えるし、精神的にも体力的にもややハードめな大学生活だったと思う。
サークル内では同期や後輩とあまりいい人間関係を築けなくて悩んだし、材料の購入などでお金はなくなるし、部品の製作責任者でもあったので、苦労は多かった。
そんな中での大会中止の知らせ。大会が中止になったのはリーマンショックに端を発する不況の影響をうけてのことだった。その大会のために一年をかけてきたのに。人生には努力してもどうにもできないことがあるんだと知った。
結局、中途半端な達成感で終わってしまった。今思えば、人間関係はもっとうまくできたと思うし、作業などの面でもいろいろできることがあったんじゃないかって思う。要は後悔している。
俺は2年半なにやっていたんだろう。
お前のその経験は、社会に出てから役に立つんだと思うけど そのサークルでの経験のあるお前と、無い他の奴とでは、一歩も二歩もお前がリードしてるといえる
経験は無駄にはならないと思う。 失恋の果て、サークルを途中でやめた私が言えることじゃないけど。