どってことない本だったけど、一つだけ「なるほど」と思わせられる話があった。
仕事や勉強など、努力をして実力をつければそれが報われる世界で結果を出してきた人ほど、どれだけ努力しても報われないことがある(報われないことが多い)恋愛の世界に戸惑ってしまいがちということ。
そして、「努力がそのまま報われる仕事や勉強なんて本当は価値がなくて、努力が必ずしも報われない恋愛でこそ、人間としての本当の価値が試される」と思ってしまいがちなこと。
うわー。
書名からも想像できるとおり、一応著者は「恋愛にこだわりすぎず、むしろ自分の努力で手に入れたもの方が価値があるんだよーって考えるようにしてみたら?」と締めくくってはいるんだけど。