だいぶ前から考えていたけど、『自分が1番正しいと思っている』とかすぐに言い出す奴は自分の感性とか常識を本気で疑った事が無いような気がする。
人間としてどうよとか、あいつは頭がおかしいなどという批判は対象が当人の感性、常識では理解しがたいから発生するもので、そういう批判をするとき、「あいつは自分と違うタイプ」というような言い方ではなく、即座に頭がおかしいとか気違いというような言葉が出るのは、自分の感性、常識が一般的、普遍的だと漠然以上に信じているからに違いない。
世間一般で変人呼ばわりされている人間は漏れなく被害者だ。なぜなら、感覚の相異は誰にでもあるもので、完全にあらゆる感覚が同じ人間は1人として存在せず、その違いを指して「変」と断ずるのは、明らかに傲慢。
言われる側にしても、周囲から変人呼ばわりされ続ければ、自分だけがおかしな感覚を有していると考えて、自身を変人だと考えてしまう。
まったく恐ろしいことである。